病院の取組み

病院の取組み

医療の質を表す
クオリティ・インディケーター

病院全体に関する指標

1.死亡退院患者率(件数)

当院に入院された患者さんのなかで死亡された件数の占める割合です。日本には「死亡退院率」について医療の内容を客観的に把握できるデータを病院単位で収集するシステムや機構が存在しないため、当院では毎年の変化に着目しております。

2.退院後2週間以内の入院サマリ完成率

入院サマリとは、患者さんの病歴や入院時の身体所見・検査所見、入院経過など、入院中に受けた医療内容のエッセンスを記録したものです。一定期間内に入院サマリを作成することは、病院の医療の質を表しています。当院では、2014年からこの数値を医師に公表する取り組みを始め、目標である90%を達成し、その後も維持し続けています。

3.クリニカルパス適用率

クリニカルパス(単にパスともいいます)は、医療を適切に進めるための診療の工程表です。全ての疾患にパスが適用されるものではありませんが、定型的な診療については、パスの適用により患者さんにも診療プロセスを理解していただき、また、病院職員間の連携の強化に役立ちます。さらに、医療の質のみならず、患者満足度の向上や安全管理にも寄与します。数値が高いことは、医療の質が高いことを意味し、その指標となります。

4.入院24時間以内の死亡

当院で死亡された患者さんのうち、来院後24時間以内に死亡された割合を表します。急性期医療を担う病院ほど重症患者の受け入れが多くなり、高い値となりがちです。したがって、本指標の結果は、他の医療施設と比較するよりも自施設における経年的な変化に着目し、改善点の検討を行ってより多くの患者さんを救命できるよう務めることが重要です。


5.紹介率

初診患者さんのうち、地域の診療所や病院などからの紹介で受診する方の割合です。数値が高いほど専門的な病院であり、地域の他医療機関と連携していることを表します。   

6.逆紹介率

当院を救急などで受診し、症状が落ち着いた後も引き続き受診が必要な患者さんを他の医療機関に紹介した方の割合です。当院が地域の他医療機関と連携している度合いを示す、一つの指標になります。


7.職員の健診受診率

職員健診は、職員の安全と健康を確保するために、全職員に実施することが義務付けられています。特に直接患者さんと接する機会の多い職種では、定期的に健康診断を受けることが重要です。したがって、職員の健診受診率が高いことは、患者さんと自分の健康を守るという意識が当院で高いことを意味します。   



8.相談件数(苦情件数)

当院に設置しておりますご意見箱に入れられたご意見を集計して算出したものです。
2013年10月に本館新築となり本館引っ越しや外来運用の変更に伴い患者さんから多くのご意見を頂きました。
患者さん等から頂きました貴重なご意見を活かし、更なる患者サービスの向上に努めていきます。


9.医師返書3日以内作成達成率

他の医療機関から当院へ患者さんが紹介された際に、その紹介状に対する返事の記載に要した日数です。その日のうちに返事するのがベストですが、検査等に時間がかかる場合もあり、3日以内を目標にしています。

10.救急車受け入れ不能件数(率)

救急受入要請のうち、重症者対応中やベッド満床等の理由により救急車搬送を受入できなかった件数を表したものです。当院では、毎月この数値を院内に公表、さらにその内容を検証し、問題があれば当事者にフィードバックしています。


11.入院患者のリハビリ実施率

急性期病院におけるリハビリテーションの目的は、廃用症候群や合併症の予防・改善にあり、全入院患者さんの10~20%がリハビリテーションを受けていることが急性期病院の質向上につながると言われています。当院には急性期病棟のみならず回復期リハビリ病棟が併設されており、その実施率は40~50%と高い水準を保っています。急性期、回復期、生活期と切れ目のない医療・介護・福祉を目標としている当院の特徴がこの高水準に現れているものと考えています。さらなる実施率の向上に向けて努力を続けていくつもりです。
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