後期臨床研修プログラム(平成25年度)
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後期研修プログラム
1.目標
当院における後期研修では、初期臨床研修での全人的医療を踏まえつつ、地域に密着する医療を通して、プライマリーケアから専門的分野までの医療技術の習得を目指します。研修の終了時に、各専門領域の認定医や専門医が取得できる知識・技能を身につけることを研修の目標とします。
2.特徴
当院は外来診療や検診業務などのプライマリーケアから、検査、治療などの入院診療で終わることなく、治療後のフォローアップや在宅医療、介護・福祉施設との連携、あるいは終末期医療・CPCなど、地域に密着した医療機関ならではの全ての病期・病態を研修することが出来ます。
3.研修制度の概要
当院では下記のコースを用意し、なおかつ各学会認定施設として専門医の診療実績取得期間の一部とする2年間から、当院で専門医まで取得する5年間までの期間選択が可能です。下記のコースを中心に、各々の研修医のニーズに応えた個別プログラムを作成します。
また、研修開始時より近隣大学の社会人大学院制度や専修生制度を利用することや、近隣大学医局やVHJ(=Voluntary Hospitals of Japan)病院での研修を選択することも可能です。
1) 家庭医療学センターコース
(日本家庭医療学会認定 後期研修プログラム) 指導責任者 家庭医療学センター長 吉岡 哲也
当センターの研修プログラムは日本家庭医療学会後期研修プログラムの内容に準拠し、かつ最も幅広い、最も家庭医らしい家庭医の要請を目指します。最も家庭医らしくあるため、当プログラムでは独自の家庭医療クリニックにてアメリカ家庭医療専門医の指導のもと、新生児から高齢者はもちろんのこと、産婦人科診療も分娩を含めて幅広く診ていきます。
・患者診療の継続性を徹底するため、
−他科ローテイト中でも、3年間継続して毎週家庭医療クリニックで外来診療を行います。これにより、3年間の患者の健康状態の推移を観察することができます。
−当センターの患者が入院時には、入院担当科主治医の管理のもと、当センター主治医が入院診療にかかわります。
−当センターの妊婦が分娩時には当センターの主治医が分娩を担当します。
−取り上げた新生児については、取り上げたその時から主治医として担当できます。
・Patient Centered Clinical Methodに基づき患者診療を行います。これをスムーズに行うための電子カルテシステム(Patient Centered Medical Home Record)を開発中です。これは患者の現問題、過去病歴、服用中の薬剤、アレルギー、予防接種・検診歴、家族図・家族歴、社会歴(診療上重要となる患者の信念・背景を含む)が1ページに集約されたもので、患者の全体像を素早く把握できます。
・EBMツール(当院DynaMedを団体契約)を用いて研修医が経験した全症例を指導医とディスカッションします。
また当センターは複数の在米家庭医と交流があり、希望に応じて米国短期研修のアレンジも可能です。
2) 消化器病センターコース
指導責任者 副院長・消化器外科科長 鎌田 徹
消化器内科科長 渕崎 宇一郎
消化器疾患における外来診察から、豊富な症例と先端機器に基づく胃内視鏡、大腸内視鏡検査の習得はもちろんのこと、EP、ESD、内視鏡的乳頭切開による胆石砕石、食道静脈瘤硬化療法など内視鏡による先端手技の習得を目指す。また、超音波を利用した検査のほか、超音波を利用したPTC、PTCD、肝癌に対するラジオ波焼灼療法などの処置の習得を目指す。外科領域においては種々の腹腔鏡手術に加え、術後の機能を考慮した胃や大腸手術、食道や膵臓などの高度な開腹あるいは開胸手術の習得も目指す。さらに、術後の病態生理から全身的な輸液、栄養管理を学ぶ。
また、癌集学的治療として治療実績を誇る化学療法やターミナルケアについて研修していただきたい。
3) 脳神経センターコース
指導責任者 副院長・脳神経外科科長 東 壮太郎
神経内科科長 木元 一仁
副院長・リハビリテーション科科長 川北慎一郎
脳神経領域について、その診断から検査、治療、その後のリハビリテーションや在宅医療・介護など急性期から亜急性期、慢性期あるいは維持期までの病期に応じた病態を一貫して研修されたい。
一般外来診療に加えて、特に脳卒中に多い救急患者の診断と治療に力を入れており、その研修が可能である。ちなみに当院は、地域の脳神経疾患の中核施設としてCT・MR電送システムを活用して良好な病病連携が構築されている。
急性期治療としては、脳血管造影技術にくわえ、血管内手術として、脳動脈瘤に対してのクリッピング・コイリング技術や頚動脈狭窄に対してのステント留置術などの技術取得を目指す。また、神経学的診断、先端の画像診断機器を駆使した診断力、開頭手術の手技と術後管理などについて学んでいただきたい。
リハビリテーションに関しては、関連施設と連携して、急性期のリハビリテーションはもとより、当院の特徴として回復期のリハビリ、慢性・維持期のリハビリまで幅広く専門的リハビリテーションを学んでいただきたい。
4) 内科一般コース
指導責任者 副院長・内科科長 宮森 弘年
診療部長・内科科長 真智 俊彦
内科専門医を目指し、広く内科各領域について研修していただく。内科領域の、消化器、血液、内分泌、呼吸器、循環器、腎臓(透析医療を含む)、神経、感染症をローテートして、内科全般の研修をした後、各自の個別性を配慮して各領域の専門医の指導の下でより深い専門性の追求が可能である。
5) リハ科専門医養成コース 詳細はコチラ
指導責任者 金沢医科大学
リハビリテーション医学科科長、教授 影近 謙治
金沢大学附属病院
リハビリテーション部部長、臨床教授 八幡 徹太郎
恵寿総合病院
副院長・リハビリテーション科科長 川北慎一郎
当後期研修は、各施設に1名ずつ、計3名の代表指導医を置き、代表指導医の連携により運営されるものです。研修プログラム内容は3施設が独立型で提供するのではなく、研修希望者との面談内容を踏まえ代表指導医3名で協議し、研修期間中も相互連絡をとりながら、研修医ごとに立案します。研修期間全体で研修医の経験に偏りが出ないよう、3施設の各々の特色を活かし万遍のない臨床経験を提供できるようにしたことが最大の特色です。
1. 大学施設を2つにまたがり研修できるほか、能登地区最大のリハ総合
施設も研修できる。単一施設の研修では経験のできないような、
全phaseのリハ医療の経験ならびに多面的で多彩かつ豊富な臨床経
験が可能。
2. 研修期間は3〜5年を標準期間とする。これは、日本リハ医学会によ
る学会認定資格(リハ科専門医の認定)を照準とした期間である。
3.研修の応募希望者には、研修本部にて事前に指導医3名と面談 をし、
各施設の研修期間あるいは研修内容などについて説明を 行う。
各施設の研修期間等の希望についてある程度の相談に応じることも
可能。
4.研修期間における学術活動(学会発表、論文投稿)も指導する。
大学病院での基礎研究・臨床研究に携わる機会も設けることが可能。








