消化器外科ご案内


2004年4月に消化器外科と消化器内科が統合し、消化器病センターとなりました。外来診療・検査・回診・カンファレンスを消化器外科医と消化器内科医が合同で行うことにより、迅速で、適切な治療を行えるような体制を整えております。
  当センターは消化器内視鏡・消化器病・消化器外科の専門医・指導医資格などを持った常勤医8名が24時間対応します。消化器外科では手術はもちろん、抗がん剤治療、緩和ケア、ターミナルケアにも力を入れています。最近では胃がん・大腸がんなどの消化器がんに対して、腹腔鏡手術を導入しており、体に優しい治療を心がけています。なお、乳腺・甲状腺・肛門・ヘルニアなどの疾患も当センターで診療します。当科にはマンモグラフィー読影認定医もおり、乳がんの二次健診も行っています。  

消化器外科では次のような症状を扱っています
  • 腹痛・腹部膨満・吐血・下血・便通異常・黄疸・胸焼け・食欲不振・吐き気・鼠径部腫脹・肛門痛・乳房腫瘤・乳房違和感・前頚部腫瘤などの頸部、乳腺、腹部、鼠径部が気になる方は受診して下さい。
     
消化器外科の対象疾患
  • 各種消化器がん;食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がんなどを消化器内科と連携し、内視鏡的治療および腹腔鏡手術などで治療を行っています。
  • 胆石症;胆嚢結石に対しては主に腹腔鏡下胆嚢摘出術、総胆管結石に対しては主に内視鏡的治療を行っています。
  • 鼠径ヘルニア;プラグを用いた治療をしています。
  • 消化性潰瘍:穿孔性消化性潰瘍でも保存的加療ができるようになりました。
  • その他、乳がん、甲状腺がんも手術しています。また各種炎症性腸疾患、腹膜炎なども治療しています。

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常勤医・非常勤医師


常勤医
氏名: 神野 正博
(ふりがな) かんの まさひろ
役職: 理事長
医師免許取得年度: 1980年
専門医・その他: 日本外科学会認定医・指導医、日本消化器外科学会認定医・専門医
専門分野:
氏名: 鎌田 徹
(ふりがな) かまた とおる
役職: 副院長・消化器外科科長・消化器病センター長
医師免許取得年度: 1984年
専門医・その他: 日本外科学会専門医/指導医・
日本消化器外科学会専門医/指導医・日本がん治療認定医機構認定医・
日本臨床腫瘍学会暫定指導医・
マンモグラフィー読影認定医・
消化器がん外科治療認定医
専門分野: 胃癌など各種消化器癌手術、がん化学療法、乳腺・甲状腺手術
氏名: 山崎 圭介
(ふりがな) やまざき けいすけ
役職: 消化器外科医長
医師免許取得年度: 1999年
専門医・その他: 日本外科学会専門医
専門分野: 消化器外科
氏名: 高井  優輝
(ふりがな) たかい ゆうき
役職: 消化器外科医長
医師免許取得年度: 2000年
専門医・その他: 日本外科学会専門医
専門分野: 消化器外科
氏名: 尾島 敏彦
(ふりがな) おじま としひこ
役職: 消化器外科医長
医師免許取得年度: 2003年
専門医・その他:  
専門分野: 消化器外科
氏名: 真橋 宏幸
(ふりがな) しんばし ひろゆき
役職: 消化器外科医員
医師免許取得年度: 2007年 
専門医・その他:  
専門分野:  

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主な治療・検査内容の案内


主な治療法
  • 食道がん:
    内視鏡的切除および胸腔鏡補助下などの手術または抗がん剤治療・放射線治療を病期に応じて行います。
  • 胃がん:
    病期に応じて腹腔鏡下などの手術、内視鏡的治療、抗がん剤治療を行います。早期胃がんで比較的小さい場合には消化器内科でESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という内視鏡的切除を行います。抗がん剤治療は主にTS-1とシスプラチン(CDDP)を組み合わせた方法を行っています。
  • 大腸がん:
    病期に応じて腹腔鏡下などの手術、内視鏡的治療、抗がん剤治療を行います。直腸癌はできるだけ肛門機能温存に努めています。
  • 膵がん:
    病期に応じて手術、抗がん剤治療を行っています。抗がん剤は主にジェムザールという抗がん剤を用いています。
  • 乳がん:
    放射治療装置が2009年7月から稼働するため、温存手術後の放射線治療が当院で行えるようになります。温存を希望されない場合は乳房全切除を行っています。また抗がん剤治療・緩和ケアも積極的に行っています。
  • 胆石症:
    総胆管結石は主に消化器内科での内視鏡的治療を、それ以外は消化器外科で手術を行っています。通常の胆嚢結石は腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っています。
  • 胃・十二指腸潰瘍:
    主にプロトンポンプインヒビター、H2ブロッカーの内服治療を行っています。またヘリコバクターピロリ菌保菌者には除菌治療を行っています。潰瘍が穿孔した場合、従来は緊急開腹手術の適応でしたが、近年では保存的に治療することもあります。
  • 鼠径ヘルニア:
    プラグやクーゲルパッチというナイロンメッシュを用いた創部に緊張のかからない方法で手術しています。
  • 抗がん剤治療:
    主な消化器がんに対しては当科での標準治療を決めており、主に外来での治療を行っています。当院には外来化学療法室があり、リクライニングチェアでなく、ベッドで寝ながら点滴を受けることが出来ます。看護師・薬剤師・医師による化学療法委員会があり、抗がん剤治療の安全性向上に努めています。
  • 腹腔鏡手術
    早期胃がん、大腸がんを中心に、小さい傷の手術を行っています。体への負担が小さく回復が早いのが特徴です。
  • 内視鏡的治療:
    主に消化器内科医と連携しながら施行しています。消化器内科または内視鏡室のホームページを参照して下さい。
  • 緩和ケア:
    病状の早期の段階から緩和ケアを取り入れ、痛みは我慢しないように指導しています。麻薬性鎮痛剤も早期の段階から使用するようにしています。またペインクリニック専門医師および看護師などで構成された緩和ケアチームで症例検討を行い、主治医に助言することもあります。
  • 栄養サポートチーム(Nutritional Support Team; NST):
    入院時に全患者さんの栄養状態をチェックし、栄養障害が疑われた場合には病態に応じて栄養管理を行っています。また胃がんや大腸がん患者さんでは、術前よりインパクトという特殊な免疫増強栄養剤を飲んで頂き、術後合併症の予防に努めています
主な検査法
  • 消化器内視鏡検査:
    各種消化器癌および消化性潰瘍、炎症性腸疾患などの診断に用います。
  • 腹部超音波検査:
    胆石症、膵がん、肝臓腫瘍など消化管以外の疾患の診断に有用です。
  • 腹部CT:
    胆石症、膵がん、肝臓腫瘍など消化管以外の疾患の診断に有用です。
  • 腹部MRI:
    腫瘍の性質をみるときに有用です。
  • 腹部血管造影:
    膵がんや腹部腫瘍の診断や血管の走行異常がないかを調べます。
  • 乳房超音波:
    乳がんの診断に用います。
  • マンモグラフィー:
    乳がんの診断に用います。
  • 甲状腺超音波:
    甲状腺がんなどの甲状腺疾患の診断に用います。

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診療実績(H20・21年度)


退院患者数 疾患別(平成21・22年度)

  疾患名 件数 平均在院日数
21年度 22年度 21年度 22年度
1 大腸癌 118 86 12.8 20.9
2 胃癌 118 152 24.0 21.7
3 鼡径ヘルニア 56 51 7.2 7.7
4 胆石症 69 74 14.7 16.5
5 直腸癌 35 39 28.3 35.7
6 乳癌 31 22 22.1 29.9
7 膵臓癌 22 30 41.3 27.1
8 急性虫垂炎 27 35 8.5 7.2
9 肝臓癌 19 28 32.6 42.5

主な手術件数(平成21・22年度)

  手術の名称 件数
21年度 22年度
1 胃悪性腫瘍手術(内視鏡的切除は除く) 29 21
2 胃悪性腫瘍手術(腹腔鏡下によるもの) 11 6
3 大腸悪性腫瘍切除(内視鏡的切除は除く) 33 27
4 大腸悪性腫瘍切除(腹腔鏡下によるもの) 18 11
5 胆石手術(内視鏡的治療は除く) 38 40
6 甲状腺悪性腫瘍手術    
7 食道悪性腫瘍手術 2  
8 鼠径ヘルニア手術 62 49
9 乳腺悪性腫瘍手術 15 7

 

主な検査件数(平成21・22年度)

  検査の名称 件数
21年度 22年度
1 胃十二指腸ファイバースコピー 7,098 7,236
2 大腸ファイバースコピー 1,880 1,652
3 CT 2,984

3,194

4 エコー 1,997 2,002


 

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業績

論文、書籍、学会・研究会発表、講演

平成21年度

T.発表

  • 日本消化器学会北陸支部例会 2009.6.14 富山
    「膵十二指腸動脈瘤破裂に対して血管塞栓術が有用であった1例」
      臨床研修医 飯塚 崇平
  • 第71回日本臨床外科学会総会 2009.11.19 京都
    「胃潰瘍により胃壁気腫、門脈ガス血症を呈した1例」
      山崎 圭介

U.講演その他

  • 「乳がんの予防について」 2010.3.2  七尾サンライフプラザ
     鎌田 徹


平成20年度

T.論文

  • 日本消化器外科学会雑誌 第42巻 第1号 2009.1
    「人工肛門閉鎖創との皮膚瘻形成にて発見されたS状結腸癌の1例」
    佐々木省三、鎌田徹、竹下雅樹、能登正浩、尾山勝信、吉本勝博、神野正博
  • 日本臨床外科学会雑誌 第70巻 第2号 2009.2
    「リンパ節転移、漿膜下浸潤をきたしたmicropapillary patternを呈する早期癌類似進行直腸癌の1例」
    竹下雅樹、鎌田徹、大場大、佐々木省三、吉本勝博、神野正博

 

U.発表

  • 能登地区勉強会 2008.11.1  七尾サンライフプラザ
    「腹腔鏡手術ってどんな手術?」
    森田 晃彦
  • 日本臨床外科学会総会 2008.11.27 東京ホテルニューオータニ
    「異所性子宮内膜腺癌であった後腹膜腫瘍の1切除例」
    柄田 智也 ほか
  • 第3回能登地区がん診療連携協議会 2009.3.14 七尾サンライフプラザ
    「恵寿総合病院におけるがん医療の取り組みと課題」
    鎌田 徹

 

平成19年度

T.論文

  • 日本腹部救急医学会雑誌 第27巻 第4号 2007
    「横行結腸が嵌頓し切除を要した食道裂孔ヘルニアの1例」
    佐々木省三、鎌田徹、竹下雅樹、能登正浩、尾山勝信、吉本勝博、神野正博
  • 日本大腸肛門病学会雑誌 第61巻 第1号 2008.1
    「Electrolyte depletion syndromeを呈した直腸絨毛腫瘍の1例」
    石井要、田島秀浩、神野正博
  • 日本消化器病学会雑誌 第105巻 第3号 2008.3
    「膵菅ステント留置が奏功した膵性腹水の1例」
    尾山勝信、竹下雅樹、佐々木省三、能登正浩、吉本勝博、渕崎宇一郎、鎌田徹、宮森弘年、神野正博

 

 

U.発表

  • 第104回日本消化器病学会北陸支部学会 2007.6.17  富山国際
    「診断・治療に難渋した膵管ステント留置が奏功した膵性腹水の1例」
    尾山勝信、竹下雅樹、佐々木省三、能登正浩、吉本勝博、渕崎宇一郎、鎌田 徹、宮森弘年、神野正博
  • 第105回日本消化器病学会北陸支部学会 2007.11.25 石川県地場産業振興センター
    「Micropapillary patternを伴うリンパ節転移、漿膜下浸潤を認めた直腸癌の1例」
    竹下雅樹 ほか

 

平成18年度

T.論文

  • 臨床外科 61巻 第4号 2006.4.20
    「急性虫垂炎の発症を契機に診断した盲腸癌の1例」
    石井 要 ほか
  • 北陸外科学会雑誌 第25巻 第1号 2006.10
    「紅皮症を契機に発見された胃および大腸重複癌の1例」
    田島 秀浩 ほか
  • 日本消化器病学会誌 第103巻 第8号 2006
    「Granulocyte-colony stimulating factor産生胃癌の1例」
    石井 要 ほか
  • 日本外科感染症学会雑誌 4巻 第1号 2007
    「開腹手術症例における閉創方法の違いによる切開創感染発生頻度の検討」
    田島 秀浩 ほか

U.発表

  • 第36回北陸胃癌談話会 2006.7.22  金沢ニューグランドホテル
    「進行胃癌に対するlow dose TS-1/CDDP療法の検討」
    鎌田 徹 ほか
  • 第17回北陸臨床腫瘍研究会 2006.7.29 富山国際会議場
    「各種消化器癌に対するTS−1を中心とした化学療法の検討」
    鎌田 徹 ほか

平成17年度

T.論文

  • 日本臨床外科学会誌 66巻5号 2005.5.25
    「幽門側胃切除後空腸pouchを用いたRoux−en−Y再建法の有用性」
    石井 要 ほか
  • 栄養 評価と治療 2005.10月号 vol.22.no5
    「高齢者protein-energy malnutrition(PEM)症例に対する高たんぱく質組成を特徴とした経腸栄養剤の使用経験」
    石井 要 ほか
  • 北陸外科学会雑誌 24巻1号 2005.10
    「メシル酸イマチニブの少量投与が有効であった胃GIST肝転移および局所再発の1例」
    田島 秀浩 ほか

U.発表

  • 第100回日本消化器病学会北陸支部例会 2005.6.26 金沢大学
    「門脈ガス血症の4例」
    丹尾 幸樹 ほか
  • Cancer pain forum in Kanazawa 2005.6.18 金沢市
    「フェンタニルパッチを中心とした疼痛管理によりQOLの向上を得た膵癌症例」
    田島 秀浩
  • 第259回北陸外科学会 2005.9.10 金沢大学
    第30回制癌問題研究会 2005.11.26 金沢市
    金沢膵癌セミナー 2006.3.18 金沢市
    「当院における膵癌に対するGemcitabine使用経験」
    林田 有市 ほか

平成16年度

T.論文

  • 日本臨床外科学会雑誌 第65巻 5号 2004.5.25発行
    「慢性Meckel憩室炎による亜腸閉塞の1例」
    石井 要 ほか
  • 癌と化学療法 VOL.31(2004.7) 癌と化学療法社
    「高度進行胃癌に対するLow−Dose TS−1+CDDP療法後の Second−Line T
    herapy の検討」
    鎌田 徹 ほか
  • 北陸外科学会誌 第23巻 第1号 2004.10発行
    「腹部腫瘤で発見された硬化性腸間膜炎の1例」
    田島 秀浩 ほか

平成15年度

U.発表

  • 第14回北陸臨床腫瘍研究会 2003/7/19 金沢市
    「高度進行胃癌に対する2nd line化学療法の検討」
    鎌田 徹
  • 第255回北陸外科学会 2003/9/13 福井医科大学
    「慢性的なメッケル憩室炎による腸閉塞の1例」
    石井 要
  • 第255回北陸外科学会 2003/9/13 福井医科大学
    「乳腺のmalignant adenomyoepitheliomaの1例」
    千田 勝紀
  • 第33回胃外科・術後障害研究会 2003/11/28 金沢市
    「幽門側胃切除後の空腸pouchを伴うRoux-en Y再建法の評価」
    石井 要 ほか
  • 第28回制癌問題研究会 2003/11/29 金沢市
    「高度進行胃癌に対する1stおよび2nd line化学療法」
    鎌田 徹
  • 第24回北陸外科臨床研究会 2004/1/17 金沢市
    「下部直腸癌に対する低位前方切除例におけるIO吻合の経験」
    石井 要
  • 第256回北陸外科学会 2004/2/28 金沢大学
    「腹部腫瘤で発見された硬化性腸間膜炎の1例」
    田島 秀浩
  • 第256回北陸外科学会 2004/2/28 金沢大学
    「当院における乳癌化学療法の検討」
    古河 浩之

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各種リンク

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