当院ストロークユニットで行われた臨床研究が英語論文になりオンラインで公開されました。この研究は、脳卒中患者の急性期のエネルギー摂取と大腿筋厚の変化をエコーでみた前向きのコホート研究です。
解析対象は96名。初発脳卒中片麻痺患者において、入院後最初の1週間のエネルギー充足は、非充足群と比較して、非麻痺肢の大腿筋厚の減少が少ないという結果でした。歩行などに影響する大腿の筋肉量を減少させない為にも、急性期から十分な栄養摂取が必要です。
この研究は脳神経外科の岡田医師、脳神経内科の木元医師をはじめ、当院多職種の協力を得て実施されました。詳しくは掲載誌 Nutrition (IF=3.591) のホームページをご覧ください。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0899900719301662