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診療科・部門のご案内

血液浄化センター

2018年に透析機器を全台更新し、多くの方により良い透析治療を提供するために、血液ろ過透析療法を中心とした治療を行っています。また、腎不全以外の疾患に対する療法も積極的に行っております。さらに、同年より、腹膜透析療法が選択できるようになりました。能登中部における腹膜透析の拠点病院となれるよう体制を整えていきたいと考えています。腎移植についても、金沢医科大学病院と連携して進めることが可能となっております。

アクセス

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院(25科・426床)の敷地内に位置し、恵寿ローレルクリニック(総合診療科・血液浄化センター)としてローレルハイツ恵寿(サービス付き高齢者住宅)の1階にオープンしています。オレンジ色の入り口が目印です。

概要

ベッド数

  • 40床

スタッフ数

  • 医師常勤3名、非常勤3名、看護師20名、看護秘書1名、臨床工学技士4名

治療時間帯(月水金は夜間透析にも対応しています)

月水金(3クール)9:00~13:0013:00~17:0017:00~23:00
火木土(2クール)9:00~13:0013:00~17:00

当センターで行っている血液浄化療法

  • 血液透析(HD)
  • 血液ろ過透析(I-HDF、on-line HDF)
  • 腹膜透析(PD)
  • 血漿吸着療法(PA:IAPP、LDL-A) 
  • 白血球除去療法(LCAP) 
  • 顆粒球除去療法(GCAP) 
  • 胸・腹水ろ過濃縮再静注法(CART) など

透析関連機器

  • 水処理装置 (TW-1800R):1台
  • 全自動溶解装置(DAD-50NX):1台
  • 多人数用透析液供給装置(DAB-50NX):1台
  • 多用途透析用監視装置(DCS-100NX):35台
  • 個人用多用途透析装置(DBB-100NX:4台
  • 血液浄化装置 (ACH-∑):1台
  • 血漿浄化装置 (MA-03):1台

透析療法の種類

透析療法には血液透析器(ダイアライザー)を用いて血液をきれいにする血液透析と、ご自身の腹膜を通して血液をきれいにする腹膜透析があります。

血液透析(HD)とは

腕の血管に2か所針を刺し、血液を血管から取り出し、血液透析器(ダイアライザー)を介して尿素などの老廃物と余分な水分を取り除き、必要な物質を補充してきれいになった血液を再び体内に戻すという治療方法です。この治療は1回あたり約4~5時間必要となり、週に3回通院する必要があります。

血液透析ろ過(HDF)とは

HDに血液ろ過をプラスした透析療法で、HDよりも更に多くの老廃物の除去が可能な治療方法です。

  • I-HDF:通常の透析中に、30分に1回の頻度で補液する方法です。透析中に末梢循環を改善し、尿毒素物質の除去も優れた方法です。
  • On line-HDF:大量の体液(20~50L)を除去し、その代わり等量の透析液を体内に注入して体液を補充します。

メリットとして、

  1. 心臓の負担が少なく血圧の低い方に有効
  2. 貧血を改善する
  3. 栄養状態が良くなる
  4. 足のムズムズがなくなる
  5. かゆみが改善する
  6. 予後を改善できる(長生きできる)などがあります。

腹膜透析(PD)とは

患者さん自身の腹膜を透析膜として利用して血液をきれいにする治療法で、ご自宅などで行うことができます。手術によってお腹に挿入したカテーテル(管)から、通常1回につき1.5〜2Lの透析液を腹腔に入れ、これを1日3〜5回程度交換します。液量や回数は患者さんの体格・体調・検査データなどによって決定します。1回の透析液の交換は30分程度で行うことができます。

当センターの特色

透析情報管理

透析を受けられる患者さんにより安全で快適な治療を提供するため、医療や周辺業務の両面を総合的にサポートするコンピューターシステム(透析支援システム:FNW+)と電子カルテとの連携を図っています。業務の効率化、スリム化を実現し、患者さんの元へ行く機会が増えることで、安心・安全で患者さんに寄り添った医療を提供しています。

透析液清浄化の取り組み

透析療法で使用される透析液は1人あたり120ℓ(治療時間:4時間)必要であり、清浄化が重要となります。当センターでは専任の臨床工学技士が担当し、透析液中のエンドトキシン(細菌の一部)測定と生菌検査にて、安心・安全な透析液を使用するために厳密な管理を行っています。

エンドトキシン:検出感度以下(<0.001EU/ml ),生菌数:0CFU/ml 状態を維持しています。

フットケア

透析患者さんは、潰瘍・壊疽を発症して初めて末梢動脈疾患(peripheral  arterial  disease:PAD)であることに気づくことが少なくありません。比較的石灰化が起こりやすい透析患者さんにPADのスクリーニングとして適したSPP(skin perfusion pressure)を2018年9月に導入しました。PADの重症度が増すほど治療が困難になるため、PADを早期に発見することはとても重要なことです。透析患者さんの足を守るために、看護師を中心としてフットケアを充実させています。

体液量測定

体成分分析装置(InBody S-10)を用いてドライウェイトの評価を行っています。また筋肉量や体脂肪量の変化などを見ることで栄養状態の評価も行っています。

腎臓リハビリテーション

腎臓リハビリテーションは、「腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善することを目的に運動療法・食事療法と水分管理・薬物療法を長期的にサポートするプログラム」と定義されています。当施設では、当院作成のオリジナルビデオを用いて、患者さんの筋力トレーニングに取り組んでいます。

その他

臨時透析・旅行透析について

当センターでは、旅行や出張で七尾市にいらっしゃる方の受け入れを行っています。
七尾市へお越しの際はご相談ください。

お申込み方法

1.お電話にてご連絡ください。
現在受けられている透析施設へ必要書類の案内をFAXいたします。
または、下記書類をダウンロードしてご使用ください。
臨時透析をご希望の方へ
臨時透析依頼書

2.臨時透析依頼書をFAXでご返送ください。
臨時透析依頼書の内容を確認後、担当看護師よりご連絡いたします。

お問い合わせ先TEL:0767-57-5500 FAX:0767-52-5510
受付時間8時30分~17時00分(土日祝日・年末年始は除く)