感染予防について
これから入院される患者さんとご家族の方へ
入院患者さんには、ご高齢な方や免疫力の低下している方が数多くおられ、健康な方なら軽症で済む感染症でも、重篤になる場合があります。新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、薬剤耐性菌(MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌など)が、患者さん自身や、患者さん同士、また職員へ感染することを防ぐため、以下の内容についてご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
感染防止への取り組みとお願い事項
- 感染症の流行状況で、必要に応じて入院時に感染症の検査を行います。
例)新型コロナ流行時にはコロナ検査の実施。
発熱や咳・咽頭痛などの呼吸器症状がある場合は、インフルエンザ検査も併せて実施。
この場合、入院翌日も検査となります。 - 感染症の流行状況で、入院中に発熱された場合も、必要に応じて感染症の追加検査を行います。
例)新型コロナウイルスとインフルエンザの検査の実施(この場合2日間実施いたします)。
入院時にコロナ(またはインフル)検査が陰性であっても、再検査を行います。 - 入院中は、入院患者さんへの感染リスク低減のため、面会は必要最低限でお願いします。感染症の流行状況に応じ、面会方法が変わる場合は、改めてご案内いたします。
- 入院患者さんと面会のご家族におかれましては、マスク着用と、手洗いまたは、アルコール製剤による、手指の消毒をお願いいたします。
- 感染症の拡がりを防止するため、個室への移動をお願いする場合があります。
対応する職員は、手袋やガウン・エプロンなどを着用することをご理解下さい。 - 職員が、皆さまに使用した針などで針刺しを起こした場合は、職員に対する治療が必要になる場合が
あります。その場合は、患者さんの感染症の有無を血液検査で確認させていただきます。 - 患者さん同士での食べ物の受け渡しや、生ものなど腐敗しやすい飲食物の持ち込みはご遠慮下さい。
- 入院時の持ち物は最小限とし、ご自身のベッド周囲の整理整頓にご協力下さい。病院の床は、自宅とは違う細菌などが存在しているため、床に物を置かないようにしましょう。
- 病室の出入り、食事前、排泄後など、こまめに手洗いや手指の消毒をお願いいたします。病室前やご自分のベッド足元に、手指消毒剤が設置されていますのでご利用下さい。
- 職員の手指衛生の実施が気になる場合は、病棟師長にお申し出下さい。職員意見箱もご利用いただけます。
感染予防の基本は手指衛生です
ご自身の感染予防と患者さん同士の感染予防のためこまめな「手指衛生」をお願いします。
手指衛生には「石けん手洗い」と「アルコール製剤を使用した手指消毒」の2種類の方法があります。場面に応じて手指衛生をお願いします。具体的な場面は下記を参考にしてください。
石けんと流水による手洗い方法
食事の前、トイレのあと、手や指に明らかな汚れが付着したときなど
アルコール製剤による手指消毒の方法
病室への出入りのとき、リハビリ訓練の前後、外来診察や検査の出入りのときなど