病理診断科
概要
CT、MRIや血液検査が進歩した現代医療においても、病気の確定診断には病理診断が必要です。内視鏡検査や腫瘤から針を刺して採取された小さな資料や手術で切り取られた胃や大腸などの臓器の確定診断を行います。手術で切り取られた腫瘍に関しては、癌の拡がり、浸潤する深さや、リンパ節への転移の有無も調べ病理学的病期を決定し、術後の抗癌剤治療の必要性を決定します。最近はがん細胞だけを選択的に殺傷する分子標的治療という新しい治療を行うことがありますが、そのための遺伝子の検査も行います。豊富な経験をもとに、消化器、皮膚、乳腺、婦人科系、泌尿器系などの頻度の高い病変に対する病理診断だけでなく、腫瘍性・非腫瘍性呼吸器疾患、リンパ球・血液系疾患、骨軟部腫瘍など一般病理医では診断の難しい領域も本診断科では専門としています。
ここに注目!3つのポイント
point01
安心した医療の基盤としての正確な病理診断情報の提供
point02
希少症例にも対応できる国内外の専門医とのネットワーク
point03
他施設での病理診断に関するセカンドオピニオンの提供によるご自分の病気に対する深い理解
症状と対象疾患
病理診断科では次のような症状を扱っています
様々な部位のしこりや腫瘤の触知、各臓器固有の症状(消化器、呼吸器、泌尿器、婦人科系臓器、血液系)や原因不明の発熱など
病理診断科の対象疾患
すべての臓器の良性・悪性腫瘍、炎症性疾患、血管炎、代謝異常など
外来担当医表
常勤医・非常勤医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||||||
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午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | |
初診 | 上田 | 上田 | ||||||||
再診 | 上田 | 上田 | ||||||||
診断 |
熊谷 (第2・4) |
熊谷 (第2・4) |
常勤医師・非常勤医師
常勤医師
上田 善道(うえだ よしみち)
- 役職
- 検査管理センター長
- 医師免許取得年月
- 1981年5月
- 専門分野
- 病理診断一般、呼吸器系、血液リンパ球系、骨軟部腫瘍
- 専門医・資格
- 日本専門医機構認定 病理専門医
非常勤医師
熊谷 泉那(くまがい もとな)
- 所属
- 金沢医科大学
- 医師免許取得年月
- 2013年4月
- 専門分野
- 病理一般
- 専門医・資格
- 日本病理学会 病理専門医
日本臨床細胞学会 細胞診専門医
日本病理学会 分子病理専門医