泌尿器科
概要
泌尿器科は尿路の外科です。前立腺、腎臓、膀胱、精巣等の手術を行っています。
泌尿器科は痛くない検査、治療、手術を目指しています。泌尿器科に受診しない理由としては、恥ずかしい、痛い検査をされるのではないか等が挙げられます。超音波、MRI、CT等で羞恥心の少ない、しかも痛みのない検査を行います。医学の進歩、診断装置の進歩によって痛みを伴わない検査でも確実な診断が可能であり、ご高齢の方でも負担がかからない検査で診断し、合併症のある方でも施行できる内視鏡手術、小さな傷で癌を完全摘除できる手術で早期退院を目指しています。
前立腺肥大症と膀胱癌の内視鏡手術は術後1-5日が退院目標です。前立腺癌、腎臓癌、尿管癌等では、小さな傷(6-8cm)の手術を行っています。例えば、前立腺癌の手術である、前立腺全摘除術は、術後7-8日目に退院することを目標にし9割の患者様で達成しています。
ここに注目!3つのポイント
point01
泌尿器科疾患に広く対応
point02
痛みの少ない検査・治療
point03
石川県地域がん診療連携協力病院として、最新の治療を提供
症状と対象疾患
泌尿器科では次のような症状を扱っています:
- 血尿:まず、超音波検査で診断し血尿の原因を発見します。
- 排尿困難、尿が出にくい、夜間頻尿:男性のこのような症状では前立腺疾患の可能性があります。超音波診断、PSA(前立腺特異抗原)の採血を行います。
- 排尿痛:女性の排尿痛は膀胱炎である可能性があります。尿培養検査(尿を提出する)を行い、どのような細菌が原因であるか診断します。治療は3日間、抗菌薬を内服します。
- PSA高値:前立腺癌検診で血液の値PSA(前立腺特異抗原)が高値と診断された時は、前立腺触診検査、超音波検査を行います。必要であれば1泊2日で組織検査を行います(神経ブロックで痛みを除きます)。
泌尿器科の対象疾患
対象疾患は、前立腺癌、前立腺肥大症、膀胱癌、腎臓癌、精巣癌、尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)、神経因性膀胱、尿路結石症等です。七尾地区は、ご高齢の方が多く来院され、特に癌の発見率が高いことが特徴です。癌と診断されても、早期癌は完治できます。
外来担当医表
常勤医・非常勤医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||||||
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午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | |
再診 |
検査・手術 |
菅 | 菅 | 菅 | 川村 (予約のみ) |
常勤医師・非常勤医師
常勤医師
菅 幸大(すが こうだい)
- 役職
- 科長
- 医師免許取得年月
- 1993年5月
- 専門分野
- 泌尿器科疾患全般
- 専門医・資格
- 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
川村 研二(かわむら けんじ)
- 医師免許取得年月
- 1986年6月
- 専門分野
- 泌尿器腫瘍、尿路結石症、内視鏡手術、尿路感染症
- 専門医・資格
- 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本クリニカルパス学会 評議員
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 評議員