消化器内科

• 概要
• ３つのポイント
• 症状と対象疾患
• 外来担当医表
• 常勤医師・非常勤医師

概要

消化器内科では、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸などの消化管や肝臓、胆嚢、胆道、膵臓を主とした消化器疾患を対象に専門的に診断と治療を行います。

吐血、下血や急性腹症などの緊急症例に対しては24時間体制で対応し、いつでも検査や緊急内視鏡治療が可能な体制にしています。

食道、胃、大腸における早期癌の診断・発見に全力をあげて取り組んでおり、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）を積極的に行い治療しています。従来では内視鏡治療が困難であった病変であっても、最新の器具および技術により、病変を一括して摘出することが可能となりました。全大腸内視鏡検査（TCS）は予約枠を多くして検査を行っておりますのでお待たせせずにTCSができます。大腸ポリープに対する内視鏡的切除術（CSP/EMR）も積極的に行っております。

当地は胆管結石症例が多く、内視鏡的胆道ドレナージ術や胆管結石除去術、悪性胆道閉塞に対しては内視鏡的金属ステント留置術等を行い、閉塞性黄疸の治療に当たっています。胆道系の内視鏡処置件数は能登北部・中部医療圏では随一の件数であり、また内視鏡治療完遂率もほぼ100％と治療の質にもこだわっております。

また、消化器癌に対しては、最新の知見をもとに抗がん剤治療（全身化学療法）などの積極的治療を行いつつ、患者さんのQuality of Lifeも大切に治療方針を決めております。

肝疾患では、ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス治療を行っています。肝細胞がんに対する治療として、肝動脈化学塞栓術（TACE）を中心とした集学的治療を行っています。

小腸疾患の検査であるカプセル内視鏡検査や小腸内視鏡検査・治療も必要に応じて適宜行えます。

消化器外科との連携もしっかりしておりますので、外科的治療が必要な患者さん、内視鏡治療を含めた内科的治療が必要な患者さんの情報は常に共有し、切れ目のない診療を心掛けております。

当科では積極的に新しい治療法・処置具を導入しており、医師およびメディカルスタッフ（内視鏡技師・看護師）のレベルおよびモチベーションの向上に努めております。

ここに注目！３つのポイント

症状と対象疾患

消化器内科では次のような症状を扱っています

• お腹が痛い(腹痛)、むかつき（嘔気）、嘔吐、胸焼け、食物がつかえる、食欲がない、血を吐いた、血便が出る、黒い便が出る、便秘、下痢、体重減少、体が黄色くなる（黄疸）、発熱、尿が褐色、便が白い、お腹が膨れる、腹水があるなど。

消化器内科の対象疾患

• 逆流性食道炎、食道潰瘍、食道癌、食道アカラシア
• 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、ヘリコバクター・ピロリ関連胃炎、機能性胃腸症、消化管アニサキス症
• 胃癌、胃ポリープ、胃MALTリンパ腫
• 炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病）、過敏性腸症候群、出血性大腸炎、感染性腸炎、薬剤性腸炎、腸結核、腸管ベーチェット、大腸憩室炎、大腸憩室出血、急性出血性直腸潰瘍
• 大腸ポリープ、大腸癌
• 脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）、急性肝炎、慢性ウイルス性肝炎（B、C型）、肝硬変、肝細胞癌、原発性胆汁性胆管炎、自己免疫性肝炎、アルコール性肝障害、薬物性肝障害、肝膿瘍、感染性肝嚢胞
• 総胆管結石や胆管癌による閉塞性黄疸、胆管炎、胆石症、胆管癌、胆嚢癌
• 急性膵炎、慢性膵炎（急性増悪を含めて）、膵嚢胞性腫瘍、膵癌

外来担当医表

常勤医師・非常勤医師

常勤医師

非常勤医師