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診療科・部門のご案内

PET-CT・リニアックセンター

PET-CT・リニアックセンターについて

PET-CT・リニアックセンターでは、核医学検査および放射線治療を行っています。

核医学検査では、特定の臓器や組織に集まりやすい性質を持った放射性医薬品を患者さんの体内に投与して、体内に集まった放射性医薬品から放出される微量な放射線を専用の装置で撮影することで、細胞の機能や代謝情報を画像化・数値化がすることが可能で、良悪性の鑑別・病期決定・治療効果の判定などが診断できます。当院ではPET-CT装置を用いた18FDG 検査、SPECT装置を用いた各種RI検査を行っています。

放射線治療では、放射線治療用の高エネルギーのX線や電子線を発生させる最も一般的な装置であるリニアック(ライナック)を使用した外照射を行っています。頭から四肢まで、全身のあらゆる領域の病変(主にがん)の治療が可能な汎用機を使用しています。

PET-CT・リニアックセンターの業務

  1. SPECT装置:目的に応じた放射性医薬品を使用して、脳・心臓・骨・腎臓・炎症部位などの画像化・数値化などを行っています。
  2. PET-CT装置:18FDGを使用して、主にがんの病期診断、治療効果判定、再発・転移診断等を行います。 全身を一度の検査で診ることができ、リンパ節に転移したがんの有無の判断にも優れているため、病期診断には特に効果的です。
  3. リニアック装置:高エネルギーのX線や電子線を使用して、主にがんに対する放射線治療を行っています。がんの根治を目指す治療、手術や化学療法を組み合わせた治療、症状緩和を目指す治療などを行います。
PET-CT
リニアック

PET-CTについて

PET-CTの特徴

がん細胞は、正常細胞と比べて、約3~8倍ブドウ糖を消費する性質があります。検査で投与する[18F-FDG]はブドウ糖類似体であるため、がん病巣があると正常より多く集積します。それをPET-CTカメラにて撮影し、がんがどこにあるのかを検査します。 

PET-CTのメリット

  1. やさしい                                                                         PET-CT検査は簡単で苦痛が少ない検査です。検査のための薬(FDG)を注射し、薬が全身に行き渡るまで1時間ほど安静にしてお待ちいただくだけで検査を受けることができます。FDGはブドウ糖と似た性質を持っています。アレルギー等の副作用はありません
  2. はやい                                                                                       全身の撮影にかかる時間が22分から約半分の12分に短縮されました。大幅な時間短縮によって検査時のX線被ばくを最大82%低減することが可能です。より身体的負担がかかりにくい検査ができます。
  3. きれい                                                                                          自動で呼吸による胸の動きを補正するため1cm以下の小さな病変も綺麗ではっきりとした画質で確認できます。早期発見が難しいがんの検出も期待されています。

高額医療機器共同利用について

地域医療機関の診療業務の充実を図るために、高度医療機器共同利用による地域連携を行っています。お申込み方法は下記のリンクよりご覧いただいます。

専門資格

  • PET認定放射線技師(PET研修セミナー修了者) 5名
  • 第1種放射線取扱主任者 2名
  • 放射線治療専門放射線技師 1名