レスパイト入院
あなたのこころとからだを、そっと解きほぐす時間を。
恵寿総合病院
休むことは、介護を続けるための、大切な一部です。
介護は、毎日のことです。介護をするご家族には「少しだけ休みたい」という気持ちが、介護を受けるご本人には「いつも手間をかけてごめんね」という気持ちが、それぞれにあるものだと思います。けれど、その気持ちを口にするのは、なかなか難しいものです。
レスパイト入院は、ご本人に病院でゆっくり過ごしていただき、ご家族には「ちょっとひと息」を、ご本人には「安心のケア」をお届けする入院です。ひとりで頑張らない。ふたりで抱え込まない。プロに頼る。ふたりで歩み続けるための、お互いのリフレッシュ休暇です。
res·pite[ˈres.pɪt] 名詞
レスパイト休息、息抜き。
「レスパイト」とは、英語で「休息・息抜き」を意味する言葉です。ご家族にも、ご本人にも、ときには休息が必要です。
レスパイト入院について01
レスパイト入院とは
在宅で介護を受けているご本人に、ご家族の休息や急なご用事のあいだ、一時的に当院へご入院いただく仕組みです。治療のための入院とは異なり、ご家族には安心して休んでいただき、ご本人には安心して過ごしていただく。住み慣れたご自宅で、これからも共に歩み続けるための入院です。
介護保険がなくても利用できます
要介護認定の申請中の方、まだ認定を受けていない方も大丈夫です。医療保険でのご入院となるため、介護保険施設のショートステイが使えない方の受け皿にもなります。
期間は2〜3週間が目安です
当院での期間は概ね2〜3週間ですが、ご家庭のご都合をお聞きしながら、期間についてもご相談に応じます。
初めての方は、短い「お試し」から
「いきなり長くは不安」という方は、数日〜1週間ほどの短い期間から試していただけます。
医療的なケアがある方もご相談を
たん吸引、インスリン注射、経管栄養など、医療的な処置が必要な方も、病院ならではの体制でお受けしています。ご家族が行っているケアのコツを看護師と再確認する機会にもなります。受け入れの可否は個別にご相談させていただきます。
利用の例02
こんなときに、レスパイト入院。
理由は、ご家族の数だけあります。「こんなことで使っていいのかな」と思うようなことでも、まずはお気軽にご相談ください。
01
ひと息つきたい・ご家族の予定
「ちょっと、休みたい。」
それだけで、十分な理由です。
特別な用事がなくても構いません。冠婚葬祭などの行事は、日にちが決まっているからこそ、早めにご相談ください。
ひと息つきたい・ご家族の予定
「ちょっと、休みたい。」
それだけで、十分な理由です。
たとえば
- ゆっくり眠りたい
- 旅行に行きたい
- 映画を観に行きたい
- 友人との食事会
- 結婚式・法事などの冠婚葬祭
- お孫さんの運動会・入学式
- お盆・お正月前後の準備
- 仕事の繁忙期・出張
- 遠方の親族の見舞い
02
介護するご家族のからだと心
介護するあなた自身の、
体調がすぐれないとき。
ご自身の通院や検査、手術や入院。「私が倒れたらどうしよう」の不安を、病院が引き受けます。突然の入院のときも、まずはご相談ください。
介護するご家族のからだと心
介護するあなた自身の、
体調がすぐれないとき。
たとえば
- ご自身の入院・手術
- 健診・人間ドック・検査
- 腰痛・体調不良で介護が難しい
- 眠れない日が続いている
- 少し気分転換がしたい
03
医療的ケア・制度・住まい・季節
介護保険の認定を待つ1か月。
大雪の季節の透析通い。
申請から認定までの空白の期間や、自宅改修の工事期間にも。豪雪の朝、雪かきをしてから週3回の透析へ送り出す冬は「越冬」として。田んぼが忙しい稲刈りの季節にも。
医療的ケア・制度・住まい・季節
介護保険の認定を待つ1か月。
大雪の季節の透析通い。
たとえば
- 介護保険の認定が出るまでの30日間
- 自宅のリフォーム・引っ越し
- 施設の入所待ち
- 雪かきと通院が重なる冬のあいだ
- 稲刈り・田植えの農繁期
- 眼科手術後の点眼管理
- たん吸引・インスリンなど処置が多い
- ご家族が在宅での処置を覚えるまで
- 介護保険施設では受け入れが難しい
04
介護を受けるご本人から
「私も休むから、
あなたも休んで。」
つい「いつも手間をかけてごめんね」と思ってしまうご本人にも。看護師のいる病院で、専門的なケアを受けながらゆっくり過ごし、ご家族には安心して休んでもらう。ふたりのためのお休みです。
介護を受けるご本人から
「私も休むから、
あなたも休んで。」
たとえば
- 家族に、安心して休んでほしい
- 専門的なケアを受けながら、ゆっくり休みたい
- たん吸引やインスリンなど、ケアのコツを看護師に確認したい
- 気分転換に、少し環境を変えたい
- 規則正しい生活で、心身をリフレッシュしたい
ご利用の流れ03
ご利用までの流れ
まずは、いつも相談しているケアマネジャーやかかりつけ医にひと言。あとの手続きは、担当者とけいじゅサービスセンターが一緒に進めますので、ご安心ください。
-
Step 1
まずはご相談
ご本人・ご家族から、担当のケアマネジャー、相談支援員やかかりつけ医に「レスパイト入院を使いたい」とお話しください。
-
Step 2
担当者から病院へ連絡
ご相談を受けた担当者がお話をうかがい、けいじゅサービスセンター(0767-52-2300)へ連絡し、利用できるかどうかなどを確認します。
-
Step 3
書類のご準備
利用が決まったら、かかりつけ医に診療情報提供書を書いていただくなど、必要な書類をご用意いただきます。
-
Step 4
ご入院
いつもの入院と同じ流れです。持参薬や入院セットをご持参ください。ご入院中は、病院が体調を見守ります。
入院は午後1時から -
Step 5
ご退院、また日常へ
退院後は原則、入院前のかかりつけ医へ診療情報提供書をお渡しし、いつもの暮らしへ。次のご利用についても、いつでもご相談ください。
退院は午前中
期間と目安04
期間と、ご利用の目安
目安の期間
目安は2–3週間程度
当院での期間は概ね2〜3週間ですが、期間についてもご相談に応じます。短いお試し利用も可能です。
ご利用の上限
通算で60日まで
最終利用日(退院日)から3か月間ご利用がなければ利用日数はリセットされます。
入院日について
入院日は平日です
ご入院日(利用開始日)は、土日・祝日・年末年始を除く平日にお願いしています。入院期間が年末年始や祝日をまたぐことは差し支えありません。
費用について
加入されている
医療保険により異なります
通常の入院と同じく、医療保険の自己負担割合に応じたお支払いです。
※ 生命保険の請求対象外です。
ご入院の前に05
ご入院の前に、ご確認ください
ご本人にもご家族にも安心してご利用いただくために、事前にお伝えしておきたいことです。
入院の目的について
レスパイト入院は、ご家族の休息と、ご本人が安心して過ごすための入院です。基本的に、治療を目的とした入院ではありません。
入院中の受診・検査について
ご入院中に、ほかの医療機関を受診したり検査を受けたりすることは、基本的にできません。通院や検査のご予定がある方は、入院の時期をあわせてご相談ください。
認知症状のある方について
大きな声を出す、歩き回る、もの盗られ妄想などの認知症の症状が見受けられる方は、ほかの患者さんとの兼ね合いから、受け入れについてご相談させていただく場合があります。まずは状況をお聞かせください。
お薬・医療材料について
ふだん服用されているお薬(インスリン、経管栄養剤などを含む)や、ご自宅でお使いの医療材料は、ご入院時に必ずお持ちください。お薬手帳もあわせてご持参いただくと、安全に継続できます。
ご入院時の持ち物
- 健康保険証・各種受給者証マイナ保険証をお使いの方はマイナンバーカード
- 服用中のお薬・お薬手帳インスリン、経管栄養剤なども含め、ふだんお使いのものすべて
- 医療材料吸引カテーテルやストーマ用品など、ご自宅での医療的ケアにお使いのもの
- 診療情報提供書などの書類かかりつけ医・ケアマネジャーが決まっている方
- ふだんお使いの物入れ歯、めがね、補聴器、杖、履き慣れた靴など、暮らしに欠かせないもの
※ 入院セットもご利用いただけます。
入院セットは、タオルや室内着、下着などを定額でご用意する「手ぶらで入院できる」サービスです。ご家族が洗濯物や着替えを届ける負担がありません。
よくあるご質問06
よくあるご質問
Qレスパイト入院は、介護者のためのものですか?
ご家族の休息だけでなく、ご本人にとっても、体調管理や心身のリフレッシュにつながる入院です。
Qレスパイト入院に費用はかかりますか?
加入されている医療保険の内容によって、お支払いいただきます。通常のご入院と同じ扱いです。費用の見通しについては、ご相談の際に個別にご案内しますので、ご安心ください。なお、レスパイト入院は生命保険の請求対象外です。
Q入院できる期間は最大何日ですか?
通算で60日間です。最終利用日(退院日)から3か月間ご利用がなければ利用日数はリセットされ、あらためて60日ご利用いただけます。他の病院・病棟で利用されたレスパイト入院の日数も合算されます。目安は2〜3週間程度で、ご家庭のご都合に合わせてご相談に応じます。
Q介護保険の認定を受けていなくても利用できますか?
はい、ご利用いただけます。医療保険でのご入院ですので、介護保険の有無にかかわらずご相談ください。認定の結果が出るまでの期間にご利用いただく方も多くいらっしゃいます。
Q初めてで不安です。短い期間から試せますか?
もちろんです。初めての方は、数日〜1週間ほどの短い期間からお試しいただくことをおすすめしています。ご本人とご家族が安心できるペースを、一緒に見つけていきましょう。
Q医療的な処置が必要でも受け入れてもらえますか?
たん吸引、インスリン注射、経管栄養など、医療的な処置が必要な方も、病院ならではの体制でお受けしています。ご家族が行っているケアのコツを、看護師と一緒に再確認できるよい機会にもなります。
Q年末年始や祝日も利用できますか?
入院期間が年末年始や祝日をまたぐことは差し支えありません。ただし、ご入院日(利用開始日)は、土日・祝日・年末年始を除く平日にお願いしています。ゴールデンウィークやお盆など、連休前後のご利用をお考えの方は、お早めにご相談ください。
Q持ち物や入院中の生活は、ふつうの入院と同じですか?
はい。入院と同じ仕組みですので、ふだんお使いのお薬(持参薬)や入院セットもご利用いただけます。入院は午後1時から、退院は午前中が基本です。
Q入院中は、どのように1日を過ごしますか?
病棟で、起床・食事・就寝など規則正しい生活を送っていただきます。日常の動作を保つ「生活リハビリ」は毎日行い、入院時の状態を見て、必要なリハビリにつなげることもあります。ただし、レスパイト入院はリハビリを目的とした入院ではありません。
Q誰から相談すればよいですか?ケアマネジャーからでも大丈夫ですか?
まずは、担当のケアマネジャー、相談支援員やかかりつけ医にお話しください。ご相談を受けた担当者からけいじゅサービスセンターに連絡が入り、利用できるかどうかや時期を調整します。必要な書類は、その後に担当者からご案内します。

ゆっくり休んだら、また、いつもの毎日へ。
介護を受ける人の安心と、
介護する人の休息を。
住み慣れた場所での暮らしを続けるために、
恵寿総合病院が、医療の力でそっと支えます。
ご相談窓口07
あなたの休日を、一緒に計画しましょう。
「まだ迷っている」「こんな理由で使えるのか聞きたい」——そんな段階からで大丈夫です。まずは、担当のケアマネジャー、相談支援員やかかりつけ医にお話しください。恵寿総合病院が、ご本人とご家族に合ったかたちを一緒に考えます。
ご相談・お申し込み
けいじゅサービスセンター
0767-52-2300ケアマネジャー・相談支援員・かかりつけ医の皆さまへご本人・ご家族からレスパイト入院のご相談を受けましたら、けいじゅサービスセンターへご連絡ください。利用の可否や時期を確認し、必要書類をご案内します。