rTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激療法)を導入
石川県初導入!最新のニューロリハビリテーションで機能回復を促進
恵寿総合病院では、脳卒中や脊髄損傷による麻痺などの後遺症改善に期待される「反復経頭蓋磁気刺激療法 (rTMS: repetitive Transcranial Magnetic Stimulation)」(以下rTMS療法)を導入しました。これまで石川県内では受けられなかった先進的なニューロリハビリテーション(ニューロリハビリテーション:神経科学(ニューロサイエンス)のエビデンスを応用したリハビリテーションを指します。)が七尾市で可能となります。
rTMS療法とは
rTMS療法は、欧米および東京の一部の大学病院で2010年ごろから取り入れられている実績のある治療法で、2021年の脳卒中治療ガイドラインでは、脳卒中の後遺症による運動障害の改善に有効であるとされています。rTMS療法では、専用の医療機器を頭部にあてることで、磁気エネルギーにより、危険なく、狙った部位の脳神経細胞を刺激できます。脳卒中などにより障害を負った脳組織を再び活性化させ、脳の回復力を最大限に引き出すことを目指します。当院ではrTMS療法単独ではなく、リハビリテーションの効果を高めるために2週間程度の入院と集中的なリハビリテーションを併用予定です。
治療対象となる疾患
- 脳卒中や脊髄疾患などによる、上下肢麻痺(完全麻痺でない症例、急性期・慢性期ともに有効) および3ヶ月以上続く薬物での難治性疼痛
- 薬物療法で効果が不十分なパーキンソン症、パーキンソン症候群(PSP:進行性核上性麻痺など)
- 慢性疲労症候群(コロナ後遺症を含む)
- 高次脳機能障害など
お問い合わせ
電話番号:0767-52-3211
担当:リハビリテーション外来