後期臨床研修

家庭医療研修

恵寿家庭医療研修プログラム

吉岡先生

プログラム責任者・恵寿ローレルクリニック院長 吉岡 哲也
認定指導医 吉岡 哲也新井 隆成






研修プログラムの特徴

1.家族みんなの医療センターで統合的に研修
 3年間の研修の中心となるのが「家族みんなの医療センター(MCEF)」です。ここでは家庭医療科、緩和医療科、産婦人科、小児科が一体となった入院外来診療を提供しています。
 MCEFの外来診療の場であり、診療所研修の場となる「恵寿ローレルクリニック」では、子供から大人までの一般診療を行うだけでなく、妊婦健診も含めた女性診療、乳児健診も行っています。研修医は米国家庭医療専門医から指導を受けると共に、必要に応じて産婦人科、小児科専門医の指導も受けます。
 病棟研修では、恵寿ローレルクリニック通院患者と高齢者を中心に担当し、特に高齢者、重篤な疾患(悪性腫瘍や心不全など)の患者のケアでは緩和医療を専門とする指導医と日常的に検討を行いながら診療を行います。

2. 最大限に家族全体を継続的に診られる3年間
 恵寿ローレルクリニックの外来は、3年間通して毎週最低1コマは担当しますので、3年間を通して小児を含めた患者家族全員の医療を提供しながら研修できます。自分の担当する外来、在宅患者が入院となったときも、通常の診療を継続しながら主治医として入院診療を行えます。研修医が健診を担当する妊婦については分娩時には自ら分娩介助を行います。産まれた新生児についてもその時点から診察を開始し、その後も母子ともに継続して外来診療を行えます。

3.多彩で重厚な指導医陣
 後期研修医の教育に専念する当プログラムのプライマリ・ケア学会認定指導医3人のうち、1人はアメリカ家庭医療専門医・老年医学専門医、1人は日本産婦人科専門医を保有し、1人は緩和医療・漢方を専門とする指導医です。
 また恵寿総合病院は主要専門科のそろった垣根のない医局を有するため、いつも気軽に各専門科の指導を仰げる環境にあります。

4.毎日多様で多彩なカンファレンス
 月に2回はニューヨーク州立大学家庭医療科のDr.BaileyとSkypeでつないで症例検討会を行います。昼はランチをとりながら「臨床の焦点(笑点?)」と題して臨床推論を中心とした症例検討会を楽しく行っています。院内ではすべての端末からDynaMed、UpToDate、メディカルオンライン、主要なオンラインジャーナルが無料で利用できる環境で、日常のカンファレンスでも多用されています。

5.シミュレーション教育も取り入れた様々な教育セッション
 当プログラムは、Advanced Life Support in Obstetrics(ALSO)をはじめ、Basic Life Support in Obstetrics(BLSO)、AHA-BLS,ACLS,PALSコースを毎年定期的に開催しています。またNeonatal Cardiopulmonary Resuscitation(NCPR)などそのほかのシミュレーションコースへの参加も支援しています。
 そのほかにもハンズオンを重視したセミナー、外部・海外講師を招いた講習会、能登半島各病院を巡回しながらの総合診療検討会など年間を通して様々な教育セッションが開催されます。

6.女性診療と緩和老年医学を強化したい方へ
 当プログラムの強みは産婦人科と緩和医療科と一体化した診療と教育の提供です。特に女性診療を極めたい方については、3年間通して女性診療の研修を続けられるだけでなく、分娩介助のスキルまで身に着けることができます。当病院は産科シミュレーション教育の拠点でもあり、プライマリ・ケア医が産婦人科診療まで行える技術を身に着けるためのサポートを行っています。
 また、さらに自分のサブスペシャリティとして研修したい方には、女性診療と緩和・老年医学の1年間のフェローシップも提供しています。他プログラムを修了された方で、さらにこの領域を深めたい方にもお勧めです。

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E-mail: kenshu@keiju.co.jp