第20回ヘルシー・ソサエティ賞を受賞
神野正博理事長が第20回ヘルシー・ソサエティ賞 医師部門を受賞いたしました。
ヘルシー・ソサエティ賞は、健全な社会の構築に貢献されている方を顕彰する賞です。
教育やボランティア、医師、医療・看護・介護従事者など各分野から選出されます。
ヘルシーソサエティ賞 受賞ページ

【2024年度】当院理事長が ヘルシー・ソサエティ賞 医師部門を受賞|能登地震での医療継続体制が評価
ヘルシー・ソサエティ賞とは
ヘルシー・ソサエティ賞は、厚生労働省をはじめとする6省庁と、日本医師会など4つの医療団体が後援する権威ある顕彰制度です。2004年の創設以来、医療・福祉分野で優れた功績を残した個人を表彰しています。
受賞のポイント:能登半島地震でも「医療を止めない」体制を実現
1. 平時からの災害対策
- 新棟建設時に免震構造の採用
- 水道・電力・電子カルテなど様々なインフラの2系統確保
- 井水(井戸水)の利用と定期的な管理
- 全職員へのMicrosoftアカウント付与
- スマートフォンでの業務推進
2. 震災直後の迅速な対応
- 免震構造以外の病棟に入院していた113名の患者を4時間で安全な病棟へ避難
- 地震直後から緊急搬送の受け入れ継続
- 検査・緊急手術・分娩機能を被災当日中に復旧
- 透析治療も6日後にはフル再開(70名/日)
3. 被災地の医療拠点として
- 地域の医療提供体制の維持 - 医師による避難所回診、大規模避難所へ巡回バスで患者送迎
- 職員用託児所・学童保育の設置
- 心理カウンセラーによる相談室開設
- 復旧した施設や病棟を利用し、法人グループ全職員とパートナー企業職員・その家族にシャワー室・大浴場を開放
- 宿泊可能な休憩部屋設置
- 緊急入院受け入れ可能病床を維持し続けるため、被災翌日にグループ施設内に福祉避難所開設
神野理事長のコメント
「震災を機に人口減少が加速する能登地方において、30年先を見据えた医療提供体制の構築が必要です。地域の皆様が安心して暮らせる医療の実現に、これからも尽力してまいります」